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ノーベル賞晩餐会で使用される旗が米織の技術で復元された
という記事が、12月14日(木)の山形新聞、米沢新聞で取り上げられましたが
そのスウェーデン王立工科大、ボロース大と米織の間を取り持っていただいた
織物研究科の平澤エミ子さんが、NHKラジオ深夜便「ないとエッセイ」にて
詳しくお話してくださいます。ぜひお聞きください。
米沢繊維協同組合連合会 情報宣伝委員会より

「絹の魅力に惹かれて」織物研究家 平澤エミ子

第1回 12月18日(月)午後11時30分より放送
    「ノーベル賞の晩餐会に使われる絹の旗」
   ノーベル賞の晩餐会に使われる絹の旗が世界で米沢でしか
   できないということで100年前の絹の旗の復刻生地が米沢から
   生まれました。
   糸づくりから、染め、製織、整理加工まで全て米沢の技術の粋が
   結集して作られました。

第2回 12月19日(火)午後11時30分過ぎより
    「絹へと導かれた私の織物の道」
    環境でデザインから藍染め、そして絹へと歩んだ30年

第3回 12月20日(水)午後11時30分過ぎより
    「世界の絹を支える日本」
    世界一の絹糸をブラジルで支える日本蜻蛉の羽のようなオーガンジー

第4回 12月21日(木)午後11時30分過ぎより
    「絹の曼陀羅」
    ライフワークとなる絹の織曼陀羅を織りはじめるまで
2006.12.15:yonezawa:count(19,886):[メモ/▼米沢ニュース]
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ノーベル賞授賞式で使用される旗が米織で復元
ノーベル賞受賞式後の晩餐会会場など、スウェーデン王立工科大の公式行事で使用される旗の復元を米織が手がけ、今月10日に行われた同晩餐会で掲揚された。

以下、山形新聞の記事より 12月14日掲載
山形新聞のホームページで記事と画像が掲載されております。
山形新聞ホームページ 過去の記事検索で見ることができます。

米沢市内の織物関連の5社が生地の製作を手掛けたスウェーデン王立工科大の「学生自治会の旗」の復元作業が終了し、ストックホルム市内で10日に開かれたノーベル賞授賞式の晩さん会で披露された。現地から届いたわずかな古布を頼りに、絹糸の太さや撚(よ)りの回数などを分析し、100年前に織られた絹織物を再現。「米沢織」の産地としての高い技術力を世界にアピールした。

 「学生自治会の旗」は1903年、当時のスウェーデン国王が自治会に寄付した由緒ある旗。やまぶき色の絹織物で作られており幅1メートル、長さ2メートルほど。ノーベル賞の晩さん会などの公的行事の際、学生たちが旗を持って行進し、会場に飾る。

 製作から100年以上が経過し、老朽化が著しくなったため、王立工科大と同国のボロース大が共同プロジェクトを組み、復元作業に当たっていた。

 米沢に生地製作の話があったのは、去年1月ごろ。ボロース大で古布復元の研究を続けているクリスティーナ女史からの依頼を受け、100年前と同じような絹織りの生地を探していた織物研究家の平沢エミ子さん(静岡県伊東市)が、先染め絹織物(糸を染めてから織った絹織物)の産地として実績がある米沢に白羽の矢を立てた。

 依頼を受けた米沢側では、織物メーカーの老舗「嵐田絹織」の嵐田秀雄常務が中心となり、現地から送られてきた切手大の布片を頼りに、サンプルの分析から作業をスタート。米沢織に携わる撚糸(ねんし)、精練、染色、整理加工の各専門業者と協力し合い、わずか4カ月という短期間で、絹糸の種類が違う2種類の生地を織り上げた。「米沢織の産地として受けた依頼で、やりがいのある名誉な仕事。実績のある産地だからこそ短期間で要望に応えられるものができた」と嵐田常務。

 完成した生地は去年6月にスウェーデンに送られた。約1年半をかけて現地で刺しゅうが施され、今秋ようやく完成。11月17日に、100年前と同様に、国王から自治会に授与された。
2006.12.15:staff:修正削除
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