米沢観光コンベンション協会
▼米沢の匠・伝統工芸
笹野一刀彫りは、米沢に古くから伝わる削りかけの木彫り。
市内から約5キロのところにある笹野観音で有名な笹野地区の特産で、サルキリと称する独特な刃物一本で彫り上げることから�笹野一刀彫�と呼ばれています。 用材は地元でアブランコと呼ぶウコギ科のコシアブラの丸材を用いており、代表的なものはお鷹ポッポ(タカ)。黒と黄の簡単な彩色だが、素朴さの中に凛とした気風が漂います。 また、そのいわれ因縁は上杉鷹山公の教えである勤倹勤勉の精神が、笹野彫りにもよく現れています。「ニワトリ」のように早起きし、「もちつきウサギ」の如く懸命に働いて、「蘇民将来」を信仰し、「恵比寿・大黒」を守り神に『笠かむり農婦の如く農に励めば、「カメ」の如く長寿が約束され、「せきれい」の如く子孫が繁栄して「お鷹ポッポ」のように禄高が増す』 というそうです。 笹野観音の年越し祭りには、神棚に飾る「笹野彫り花」を求める人で今も賑わいを見せます。 期限は定かではありませんが、米沢藩主上杉鷹山公が農家の副業として奨励したという記録があることから、少なくとも200年以上の歴史を持っているということになります。 ![]() ...もっと詳しく |
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